<認知症と全く異なる病気>
せん妄とは、身体疾患または全身状態の変化によって起こる、興奮や幻覚、不眠、認知機能低下などを起こす「一過性の意識障害」です。代表的な症状として「ぼんやりして話のつじつまが合わない、反応が鈍い」「場所や時間が分からなくなる」「怒りっぽい、興奮する」「そこにはないものが『見える』と言う」などがあります。興奮や幻覚が目立つ過活動型と、ぼんやりした様子で認知機能の低下が目立つ低活動型に分けられます。
せん妄とは、身体疾患または全身状態の変化によって起こる、興奮や幻覚、不眠、認知機能低下などを起こす「一過性の意識障害」です。代表的な症状として「ぼんやりして話のつじつまが合わない、反応が鈍い」「場所や時間が分からなくなる」「怒りっぽい、興奮する」「そこにはないものが『見える』と言う」などがあります。興奮や幻覚が目立つ過活動型と、ぼんやりした様子で認知機能の低下が目立つ低活動型に分けられます。
目の前にときどき、黒や白っぽい糸くず状のものや、虫のような黒い影が飛んでいるように見えることがありませんか? 白い壁や青空を見ている時などに顕著に現れますが、この症状を「飛蚊症」といいます。
<自覚症状なく病状進行>
肝臓は、成人でおよそ1500gもあるヒトの臓器で最大の器官です。血液によって運ばれてくる栄養分を蓄えたり、それらを体に必要な別の物質につくり変えたり、また、血液中に入り込んだ体に有害な物質を分解し、無毒化する働きなど、重要な役割を担っており、「人体の化学工場」といわれています。
排便の抑制がきかず、無意識のうちに、または、意思に反して便が排せつされることが度々起こる状態を「便失禁」といいます。知らず知らずのうちに下着を汚してしまうような便失禁や、排便を我慢しようと意識しているにもかかわらず、トイレに間に合わず漏らしてしまう便失禁があります。患者さんは高齢者に多く、日本では65歳以上の男性の8・7%、女性の6・6%が該当するという調査結果があり、高齢者全体の約1割に及びます。
回復期リハビリテーション病棟は、脳血管疾患や骨折などで、手術など急性期の治療を終え、病状が安定し始めた患者さんが集中的にリハビリを受けるための病床です。回復期は、後遺症のある人にとって最も回復が期待できる重要な時期で、低下した能力の回復や日常生活動作の改善など、日常・社会生活に復帰することを目指します。